楽曲利用承諾書(CM楽曲使用承諾書)改訂版のお知らせ

著作権委員会(竹内一委員長:渡辺音楽出版㈱常務取締役)は、このたび「CM楽曲使用承諾書」の改訂版をまとめました。
このフォームは、公表済の楽曲(いわゆる既成曲)をCMに利用する際、広告代理店などの利用者と楽曲の権利者である音楽出版社との間で、利用条件に齟齬がないよう、予め文書にして確認するためのもので、利用者は、音楽出版社から承諾書を受け取った後、管理事業者へ利用申請することになります。
昨今の多様化する利用媒体等に対応すべく、同委員会で内容の見直しを行ったもので、主な変更点は、利用媒体と期間に「配信」の項目の追加、「使用」という文言を「利用」としました。承諾書を交すことで楽曲の利用条件を明文化し、事務手続きが簡略化されます。また、利用者の申請後に管理事業者から音楽出版社に送付される確認書類と照合し、申請内容を再確認することもできます。なお、これに伴い、C-1フォーム(JASRAC管理楽曲用)は頒布を終了し、C-2フォームに集約することとしました。
販売価格は1枚20円(税込、会員社・一般社ともに)、お求めは直接MPA事務局までご来会いただくか、ご購入のページより販売物注文書をダウンロードして必要事項をお書き添えの上、MPA事務局までFAXにてお申し込み下さい。

販売物のご購入

~CM承諾書の制作と頒布の背景~
1980年代後半頃から、CMはテレビやラジオ放送だけでなく、店頭や街頭ビジョン、各種イベント会場等での上映など、さまざまな媒体と連動することが多くなり、またその他にも利用する場面が多様化してきていました。このため、文書を交わして利用条件を明確にし、音楽出版社と利用者との無用なトラブルを避ける目的でこの承諾書を制作、1994年より頒布を開始、承諾書は広く利用促進を図るため、会員社・一般いずれも同価格で販売しました。