2008年度事業・収支決算報告、定款の変更を承認
M6月23日、港区の虎ノ門パストラル「葵の間」で2009(平成21)年6月通常総会を開催し、2008(平成20)年度の事業報告及び収支決算報告の審議を行いました。
はじめに、工藤陽一事務局長が定足数を確認。正会員261社(2009年6月1日現在)のうち、委任状を含む230社が出席して総会が成立、開会を宣言(定足数196)。続いて朝妻一郎会長が総会議長に選出され、以後の進行は朝妻議長によって行われました。
第1号議案の「平成20年度事業報告」では、著作権保護期間延長、私的録音録画補償金制度の見直し、音楽著作権ビジネス拡大成長への活動などへ向け継続活動中であることが報告されました。また、増加する音楽配信関係の処理データ軽減のための各種フォームが完成したことを報告しました。第2号議案「平成20年度収支決算報告及び監査報告」は財務担当の堤孝夫理事(ビクターミュージックアーツ(株) 専務取締役)が、前述の実施事業収支を説明。続いて髙橋隆監事(グロビュール音楽出版(株)代表取締役)が監査報告を行い、第1号、第2号議案は共に可決しました。
第3号議案(「定款の変更について」)、第4号議案(「定款の変更案(新法人登記後施行)について」)は、現行定款における役員任期の変更(第3号議案)と、公益法人認可承認後に発効する定款案について審議、いずれも満場一致で可決し、総会を終了しました。
なお、議事終了後、総会を前に開催された理事会において、恒川光昭理事((株)日音 代表取締役会長)にかわって猿田清氏(同社 常務取締役 ※24日付で専務取締役就任)の理事就任(6月23日付)、及び駒井勝専務理事の退任(6月30日付)並びに顧問就任(7月1日付)が承認されたことを報告しました。
総会終了後には、伊藤真弁護士(法律特許事務所イオタ)を講師に、「『グーグル和解』にひそむ問題点」と題した著作権ビジネス講演会を開催しました。グーグル社と米作家団体の間で成立した和解案が与える世界中の著作権者への影響について、これまでの流れを含め、9月4日に延長された意思表示期限までの対応の要否など改めて整理しました。会場には会員社から約150名が詰め掛け、熱心に話を聞いていました。