MPAは、6月5日から始まったMIDEM(国際音楽産業見本市)に1992年以来24回目となるジャパン・スタンドを出展しました。初日に勉強会と鏡開き、2日目にパネルディスカッションを開催しました。
JETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)との共同出展は今年で11回目となりますが、壁面に大きく「JAPAN」と打ち出したデザインは注目を集め、今年もスタンドは世界各国からの参加者と日本からの参加者が商談する姿で大いに賑わいました。
初日5日に行われた勉強会(Round Table Discussion Meet PRS)では、イギリスの演奏権団体のPRSから2名のゲストを招聘して、2つのテーマについて意見交換が行われました。最初のテーマはデジタルのパンヨーロッパライセンスの仕組みと日本の楽曲への影響。2つ目はデータベースICEの説明と、日本の楽曲を入れた場合の可能性についてです。その後、ジャパン・スタンド関係者で恒例の鏡開きを実施しました。会場では10月に行われるTIMMの告知も行い、大いに賑わいました。
翌日6日は桑波田会長によるスピーチALIVE AND KICKING:Tales of Success and Growth in Japan’s Music Marketが行われ、続いてパネルディスカッションDEAD OR ALIVE? JAPAN’S STREAMING FUTUREが開催されました。ゲストスピーカーに相馬 信之氏(㈱アミューズ 常務取締役)、瀬尾 康二氏(エイベックス・ミュージック・パブリッシング㈱著作権部 国際課 課長)、見上 チャールズ 一裕氏(㈱ソニー・ミュージックパブリッシング シンクロ・ライセンス部 部長)の3名を招聘し、ジョニー・トンプソン氏(㈱日音 日音インターナショナル 執行役員/MPAJ国際委員会 副委員長)による司会進行と同時通訳により、日本の音楽マーケットのアップデートや日本の配信サービスへの取り組み状況と、今後の課題などについて議論されました。当日は100名を超える観客を動員しました。
(2015年9月10日追記)
MIDEM2015期間中に開催されたパネルディスカッションの内容を書き起こしたレポートを掲載しました。日本語版・英語版がございます。