著作権等存続期間の国際水準実現へ道筋を
一般社団法人日本音楽出版社協会
会長 谷口 元
あけましておめでとうございます。
今年も引き続き、①著作権及び著作隣接権の存続期間の延長、②私的複製に関する補償金制度の実効性確保、③違法配信対策、④音楽産業の国際化、をMPAの基本方針として活動してまいります。
特に、長年のテーマである著作権及び著作隣接権の存続期間の国際水準実現には、今年こそ一定の道筋をつけたいと考えています。わが国が文化にいかに向き合っているのか、評価にかかわる問題だと思います。
私的複製についても、文化審議会著作権分科会での検討が始まり、権利者側からも提言が発表されるなど、ようやく議論が始まることが期待できそうです。
さて、MPAは昨年9月、おかげさまで創立40周年を迎えることができました。
設立当時67社で出発した会員数は、音楽出版ビジネスの拡大により、正会員255社、準会員44社を数えるにいたりました。
今後も、音楽出版社及び原盤制作社の利益を代表する団体として、使命を果たすべく努めてまいりたいと思います。