小泉総理に、渡邊名誉会長、朝妻会長が直接書簡を手渡す

オノ・ヨーコ、リサ・マリー・プレスリーさんが著作権保護期間延長を要請


渡邊美佐名誉会長、朝妻一郎会長が、4月11日、総理官邸を訪れ、オノ・ヨーコさん、リサ・マリー・プレスリー(エルヴィス・プレスリーの娘)さんからの書簡を小泉純一郎総理大臣に手渡した。
オノ・ヨーコさん、リサ・マリー・プレスリーさんの書簡は、それぞれ日本における著作権保護期間の延長を要請するもので、プレスリーさんから渡邊美佐名誉会長に、またオノさんの書簡は全米音楽出版社協会からMPAに、託されたもの。プレスリーさんからは、生前、エルヴィス・プレスリーがステージで使用したスカーフを額に入れた、1メートル以上の記念品も贈られた。
オノさんは「日本の音楽は米国で受け入れられるようになってきました。国際的評価を受けている芸術作品の権利保護のためには、保護期間を海外と調和させることが不可欠であると確信いたします」と、海外との調和を、また、プレスリーさんは、「楽曲の保護期間を『著作者の死後70年間』に、また録音物の権利保護期間を少なくとも『発行後70年間』に延長」するよう、著作隣接権についても延長を求めている。
著作権保護期間は、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど欧米諸国はもちろん、南米、中近東などでも著作者の死後70年に延長されている国が多く、主要国で著作者の死後50年に止まっているのは日本だけとなっている。国際協調の点からも、また、日本の音楽、文学、映画、マンガ、アニメなどの著作物が海外で広く受け入れられつつあることから、知財立国の方針に沿うためにも、早急な法改正が必要となっている。
当日は、渡邊美佐名誉会長、朝妻一郎会長のほか、著作権法保護期間延長問題担当の松井高俊副会長及び大竹健理事、工藤陽一事務局長が官邸を訪問した。