6月総会開催

新会長に谷口元副会長など任期満了に伴う新役員選任、2010年度事業・収支決算報告等を承認

会場には多くの正会員社が出席議事を進行する朝妻会長会長就任の挨拶をする谷口新会長
会場には多くの正会員社が出席(左)/議事を進行する朝妻会長会長(中央)/就任の挨拶をする谷口新会長(右)

6月15日、千代田区のグランドアーク半蔵門「華の間」で平成22(2010)年6月通常総会を開催し、平成21年度事業及び収支決算報告等、全4議案を審議しました。
はじめに、工藤陽一事務局長が定足数を確認。正会員267社(2010年6月現在)のうち、委任状を含む234社が出席して総会が成立することを報告、開会を宣言しました(定足数201)。続いて、総会出席者の中から朝妻一郎会長((株)フジパシフィック音楽出版代表取締役会長)が議長に選出され、以後の進行が行われました。
第1号議案「平成21年度事業報告」では、携帯向け音楽配信にかかる大量なデータの簡略化を図るため、NMRCと共同で制作した計算書等の各種フォームの普及に努めたこと、海外展開として、MIDEMへのジャパン・スタンド出展、ミュージック・マターズでのパネルディスカッション実施に加え、海外市場への情報発信を目的に、(社)日本音楽事業者協会、(社)音楽制作者連盟と共同でSync Music Japanプロジェクトを立ち上げたことなどが報告されました。
第2号議案「平成21年度収支決算報告及び監査報告」は、堤孝夫理事(総務委員会副委員長:ビクターミュージックアーツ(株)代表取締役)がこれら事業における約16億円の収支を報告、続いて髙橋隆監事((株)テイチクミュージック常務取締役)が監査報告を行い、第1号、第2号議案は共に満場一致で可決しました。
第3号議案「定款の変更及び関連規程の制定について」は、公益法人制度改革に伴い、一般社団法人への移行、認可後に適用となる定款及び各種規則について審議。一般社団法人移行後は名称を「日本音楽出版社協会」とすることや会費の額などが説明され、満場一致で可決しました。
第4号議案「任期満了に伴う役員の改選及び選任について」は、太田修平選挙管理委員長((株)テレビ東京ミュージック代表取締役)が、今回の選挙結果について理事、監事ともに無投票当選となったことを報告し、15名の理事と1名の監事を届出順に発表しました。続いて、朝妻議長が役員の選任について諮り、満場一致で承認されました。
この後、新理事による臨時理事会が開催され、谷口元理事(エイベックス・ミュージック・パブリッシング(株)代表取締役社長)が会長に推薦されたことが総会に諮られ、承認されました。また、監事の山崎順一弁護士(三宅・山崎法律事務所)の監事就任についても承認されました。新役員の任期は2012年までの2年間です。
総会の最後に、今回の総会をもって会長職を退く朝妻会長から会員社に対し、会長就任後の協会運営への協力に対する謝辞と、同日承認された新役員への引続きの協力依頼がありました。
なお、総会終了後には再び新役員らによる理事会が行われ、委嘱理事並びに副会長、常務理事等を決定しました。