MPA(社団法人音楽出版社協会・朝妻一郎会長)は、6月22日、港区の虎ノ門パストラル「葵の間」において、「著作権ビジネス講演会」を開催した。これまでは外部から講師を招き実施してきたが、今回は初の試みとしてMPAのデジタル情報研究会が講演を行った。
同研究会は総務委員会(委員長・堀一貴(株)ホリプロ代表取締役副会長)管轄の研究会として2005年4月に発足、座長、副座長を除く研究会の全員を4班に分け、月1回のペースで各班が担当制でテーマを決め開催するとともに、その内容をMPAホームページの会員用サイトに掲載してきた。
この講演会は、年間を通してさまざまな事業者から話を聞いてきた研究会による、音楽配信の現状整理と音楽出版社が音楽配信にどのように関わっていくのかを考察する、という研究発表という形で行われた。
堀副会長によるあいさつの後、五十嵐実座長(日本テレビ音楽(株))が研究会のこれまでの活動について報告。続いて研究会員の中から加藤孝史氏((株)セントラルミュージック)、深井昭彦氏((株)読売テレビエンタープライズ)が研究発表を行った。
会場にはMPA会員社の社員ら約180名というこれまでにない数の参加者が出席、質疑応答を含め1時間強の講演を熱心に聞いていた。